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婚前契約書

 婚前契約書とは、結婚する前の2人が結婚生活をうまくやっていくための約束をお互いに話し合って取り決めた内容を書面に残したものをいいます。

 夫婦になる前に結婚生活に対する考え方を本音で話し合うことは、結婚後に「こんなはずじゃなかった」というような後悔が無いように事前にお互いの考えや価値観、性格をよく知ることができる良い機会となり、また、一定のルールを決めておくことで、お互いの権利や義務をはっきりさせておくことができるので、結婚後のトラブルの発生を防ぐことができます。

 婚前契約書には、「夫婦のあり方」(お互いを尊重し、支え合うなど) や 「生活のルール」(相手に守ってほしいこと、家事、育児、教育、介護、仕事、趣味、財産、居住地、宗教など)に関することなど、法に触れるような内容でなければ制限はなく自由に決めることができます。

 民法754条(夫婦間の契約の取消権)「夫婦間でした契約は、婚姻中、いつでも、夫婦の一方からこれを取り消すことができる。ただし、第三者の権利を害することはできない」の規定により、結婚後に交わした契約は、夫婦のどちらかから一方的に取り消すことができてしまいますので、結婚して夫婦になる前に契約を交わしておくことが重要となります。

​ 婚前契約書の作成は、結婚前にいろいろな悩みや不安クリアにし安心して結婚生活を迎えるために、また、万が一の時に自分を守るために非常に役立つものになると考えられています。

 当事務所では、婚前契約書作成に関する相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

  • 離婚の際の子供の親権
  • 第三者の権利を無視した内容​
  • ​公序良俗に反する内容(犯罪に当たるような常識的にダメなこと)​
​婚前契約書に記載しても無効になる内容
本人同士で納得していたとしても無効となります。
このような場合には婚前契約書の作成をお勧めします
  • 結婚後も仕事を続けたい、または専業主婦になりたい
  • 相手が負債を抱えている
  • 再婚や子連れの場合
  • 相手の散財や借金、浮気などが心配
  • 事実婚
遺言書等も作成しておいた方が良い
  • 国際結婚をする
宗教、居住地、子供の国籍に関することなど
前の配偶者や子供との面会について
ルールを守らなかった場合のペナルティ
  • 浮気の発覚、暴力・暴言は離婚原因とする
  • ルール違反があった場合は、○か月間小遣いをカットする
​  など
夫婦のあり方
  • お互いを尊重し支え合う
  • 「ありがとう」「ごめんなさい」を忘れない
  • 記念日には必ずお祝いをする
  • ​隠し事をしない
​  など
​婚前契約書の内容の具体例
日常生活に関するルール
  • 子育ての分担
​○○は夫が担当し、○○は妻が担当する
  • 家事の分担
○○は夫が行う
  • 介護
両親の介護が必要になったら、夫婦で協力して献身的にこれを行う
  • 仕事
お互いの仕事を尊重し、協力し合います
  • お小遣い
毎月の小遣いは、夫○円、妻○円とする
  • 趣味
妻は、結婚後も仕事を続けることができる
ただし、収入や事情によって話し合いによる変更ができるものとする
お互いの趣味を尊重し、自分の趣味は相手に押し付けません
お互いの趣味に費やす時間は月○回、費用は〇円を超えません
など
  • 相手の散財や借金、浮気などに対する一定の抑止効果
  • 国際結婚などの場合に、異なる文化や生活習慣についての事前にルール作りができる
  • 家事や育児、教育、介護などの分担を決めておくことで、結婚後の希望の働き方をすることができる
  • 結婚後の財産の分け方などを決めておくことができる
  • など婚前契約書を作成しておくことによって、結婚に対する不安や悩みを解決することができ、安心して結婚生活を送ることができます。
​婚前契約書作成のメリット
越前契約書は良好な婚姻関係を続けていくために作成するものです。一方的な考えを押し付けてしまうような内容では、ストレスになってしまい健全な結婚生活を続けていくことができません。お互いが納得できる範囲で内容を取り決めておくことが大切となります。
​婚前契約書の記載内容について
​おしらせ

当事務所で作成した場合には婚前契約書のオリジナルホルダーに入れてお渡しいたします

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